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豊胸手術を希望していますが、バックをいれるか脂肪吸引にするか悩んでいます。というのが、雑誌の広告などで「脂肪吸引は吸収されるから意味がない」と書いてあるもののあれば「バックは医療器具として認められていない」などと書いてあるものもあり、本当はどの方法が自分に最適なのか分かりません。自分に合う手術方法をどうやってみつけたらいいのですか。
豊胸手術を希望していますが、バックをいれるか脂肪吸引にするか悩んでいます。というのが、雑誌の広告などで「脂肪吸引は吸収されるから意味がない」と書いてあるもののあれば「バックは医療器具として認められていない」などと書いてあるものもあり、本当はどの方法が自分に最適なのか分かりません。自分に合う手術方法をどうやってみつけたらいいのですか。
また、バックが医療器具として認められていないというのは何か後々問題でもありますか?
(鹿児島県/28歳/女性/会社員/160cm/50kg)

豊胸術に対し、お腹から脂肪吸引した脂肪を注入すると云う広告などが散見されますが、お尋ねの如く脂肪注入は吸収されるので、現実的な手術ではありません。一部の方が試験的に行っていることはもれ聞いておりますが・・・。シリコンバッグが製造中止となってしまった現在、バッグと云うのは恐らく生理的食塩水の入ったバッグのことと推測します。生理的食塩水バッグは今の所、日本の厚生省は医療用具として認可していないのは事実です。それ故、食塩水バッグを乳房内に使用するのは医師個人の責任において使用していると云うのが実際です。医療用具として認めていないのですから、日本の医療器具店は外国から輸入しておらず、医師個人が外国(特に米国)から直接輸入しているのが現実です。然し、豊胸術におけるバッグ使用に関しても、それに伴う様々の合併症が明らかにありますので、充分に術後起こり得ると予想される問題等々に対し、主治医に積極的に御質問なさり、納得の上でお受けになることを勧めます。
豊胸術に対し、お腹から脂肪吸引した脂肪を注入すると云う広告などが散見されますが、お尋ねの如く脂肪注入は吸収されるので、現実的な手術ではありません。一部の方が試験的に行っていることはもれ聞いておりますが・・・。シリコンバッグが製造中止となってしまった現在、バッグと云うのは恐らく生理的食塩水の入ったバッグのことと推測します。生理的食塩水バッグは今の所、日本の厚生省は医療用具として認可していないのは事実です。それ故、食塩水バッグを乳房内に使用するのは医師個人の責任において使用していると云うのが実際です。医療用具として認めていないのですから、日本の医療器具店は外国から輸入しておらず、医師個人が外国(特に米国)から直接輸入しているのが現実です。然し、豊胸術におけるバッグ使用に関しても、それに伴う様々の合併症が明らかにありますので、充分に術後起こり得ると予想される問題等々に対し、主治医に積極的に御質問なさり、納得の上でお受けになることを勧めます。
(回答者:当山形成外科/當山護)

少し長くなりますが、豊胸術について大切な事ですので十分な説明をさせていただきます。

少し長くなりますが、豊胸術について大切な事ですので十分な説明をさせていただきます。



一般的に体の一部を『膨らます』ための方法として、美容外科では1)自分の体の一部を移植する(自家移植)手術と2)人工物を埋めこむ手術があります。それぞれに一長一短があり、私達は目的・患者さんの状態に応じて、慎重に選択する必要があると思っています。



 『脂肪注入』は前者にあたり、自分の身体の一部ですから、拒絶反応の心配もなく、自然な仕上がりが期待できます。ただしそれは、移植された脂肪がうまく『生着』した場合に限ります。
『生着』とは、移植された細胞が新しい場所で、血液がめぐり栄養が補給され、身体の一部として生きて機能し続ける事を意味します。例えれば植えかえた植物が、新しい場所にしっかり根付き成長する事に似ています。そして『生着』がうまくいくかどうかは、移植する脂肪の質や量、移植される場所の状態にかなり左右されます。量については、移植された脂肪全体の厚みとして、最大で数mmが限界だと言われており、豊胸を目的とした場合には、一回での注入可能な脂肪量にかなり制限が有ります。また移植場所の状態として、一番大切なのが血液循環が良いかということで、顔面は循環が良く脂肪注入に適した場所ですが、残念ながら胸部はあまり適した場所とはいえません。さて『生着』しなかった脂肪細胞はどうなるかといいますと、大半はご質問のとおり、分解吸収されて結果として手術効果が無かっただけですみますが、時々腐ったまま残ってしこりとして触れたり、化膿したりする事があります。以上より私達は脂肪注入による豊胸術は、従来の方法に取って代わるような魔法の手術法ではなく、ごく限られた場合に適応があると考えています。
 次に『バッグプロテーゼ』は、出し入れが比較的簡単な事、一度の手術で大きくできる事、身体の他の部位に傷をつけなくてよい事等のメリットはありますが、やはり体内に異物を留置する事によるデメリットも有ります。すなわち人によっては、見た目はきれいでも異物感を自覚したり、他人が触ったときに違和感を感じたり、拒絶反応が強い場合には見た目にも異常が出てきます(カプセル拘縮)。

 ところでご質問にあった『医療器具として認められていない』ということは、現在『日本国の厚生省がバッグプロテーゼ(人工乳房)を医療用として製造・輸入・販売する事を規制している』という意味で、お役所として公然とは『100%安全である保証がまだできない』ということです。これは『危険なので医師が人工乳房を利用してはいけない』のとは違います。現在日本国内ではアメリカと同様にこの『医療器具認可』にむけて、日本美容医療協会が中心となり、安全性を確認する治験を行っています。『バッグプロテーゼ豊胸術』は、人工乳房の利点・欠点(危険性)について医師・患者双方が十分理解し同意した上で使用され、手術後は十分なフォローアップと、合併症が発生した場合に迅速かつ確実に対応できる医療機関で、受けられればまず問題ないと思われます。

 さてあなたに適した手術法は以上の事を、十分理解した医師に診察していただき、あなたの体つきあなたの希望を考慮した上で、決定していただくのがベストでしょう。



参考文献:『形成外科』第38巻増刊号「シリコン人工乳房の現況」『日本美容外科学会会報』第17巻「乳房への脂肪注入後に皮下腫瘤を形成した3例」

A1.

A1.

あなたの体に吸引が可能な余分な皮下脂肪がある場合には、私は「脂肪注入法による豊胸術」をお薦めします。自分自身の脂肪細胞を利用するため安心なのは勿論、形や感触が大変自然です。また、バッグ法では不可能なバストの微妙な左右差や上下のバランスなどの細かい修正が可能です。さらに、気になっている部位から吸引してバストに注入することによって、バストだけでなく全身のバランスも良くすることができるからです。

「脂肪注入法は吸収されるから意味がない」との広告記事が気になっているようですが、この記事は正しい情報とは言えません。当院では、1984年から「脂肪注入法による豊胸術」を行うとともに研究を続けてきておりますが、適切な方法で吸引した脂肪を正しい方法で注入することができれば、注入された脂肪は必ず注入した部位に定着します。当院の1400例以上の臨床経験をもとにした統計では、注入した脂肪細胞は手術直後と比較して1〜2ヵ月後には50%のボリュームになるという結果がでており、全てが吸収されなくなったという症例は1例もありません。ボリュームが約半分になってしまうというのは、実際は細胞自体が吸収されてなくなってしまったのではなく、一つ一つの脂肪細胞が小さくなったためなのです。脂肪移植手術は、美容外科以外の分野でも広く応用され始めている効果的な方法ですが、専門に行っている医師が少なく、医師によって技術の差が大きく出てしまう手術でもあります。手術後に後悔しないためにも医師選びは慎重にし、経験豊富で信頼できる医師に相談されることをお薦めします。(代官山美容外科)



A2.

生理食塩水バッグは、現段階では厚生省の認可は下りていませんが、人体に悪影響を及ぼすものではありません。バッグ法は、痩せている人でもある程度希望の大きさのバストにできるという利点があります。しかし、異物ですので体の中に入れた場合には生体の防御反応として、バッグの周囲に膜ができます。この膜の中でバッグが自由に動くだけのスペースがある場合には問題がないのですが、このスペースがなくなるとバッグが固定されてしまいます。そのため形が不自然になったり、感触が硬いといった術後拘縮といわれる変化が出てくる可能性があります。また、時間の経過とともに自然にバッグの中の生理食塩水が漏れて小さくなってしまう可能性もあり、永久的とはいえません。異物が入っているということが自分自身のなかで精神的にいつまでも気になる方もいるようです。
どちらの方法も利点とともに注意しなければならない点がありますが、正しい情報を基によく考えたうえで決めて戴きたいと思います。


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